人身事故の救助の利点

人身事故で人命救助をするのは、法律上守らなければいけないことですが、人道的にも必要な行為です。加害者は被害者に対して損害賠償などを行うことになりますが、被害者感情を損ねず示談交渉をするにも必要だからです。人身事故となると、保険会社に一任して示談交渉を行ってもらうことも可能ですが、加害者が被害者に対してお見舞いをしない場合は、交渉がうまくいかない場合もあります。

人命救助を怠っていると、事故が起きた時に何もしなかったと加害者に対して良くない感情を抱く被害者が多いので、初動段階で人命救助を行うことが最も重要だとされます。しなくてはいけないことをしっかりしておくことで、被害者も感情的にならずに対応するケースが多いと言われています。

また、人身事故でも怪我が軽い場合は、刑事処分が軽く起訴猶予となることがあります。しかし、被害者がその処分に納得できなければ、厳罰化を求めて上申書を提出できる仕組みになっています。人身事故直後に人命救護を優先していないと、被害者からの申し立てにより刑事罰が重くなる可能性も指摘されています。

人身事故で人命救助を行うのは、法律上の義務でもあり、今後の話し合いをスムーズにするためにも重要な行為だと認識しましょう。

人身事故の救助義務

人身事故が起こった際に人命救助をするのは、道路交通法でも定められていることです。「運転者はすぐに車を停止して負傷者を救護し、道路での危険を防止する必要な措置を取る」と言う内容で、負傷者救護の義務を定めています。この救護措置の義務を怠った場合、罰則の指定があります。

ひき逃げに該当することから5年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることになっています。また、万が一被害者が死亡した場合は、ひき逃げ死亡事故として扱われます。ひき逃げの場合の行政処分は免許停止と免許を再取得できない欠格期間が3年、ひき逃げ死亡事故ともなれば行政処分で免許停止と欠格期間7年と厳罰化されています。

ただし、負傷者の救護で何をしていいのか分からないと言う方がいるのも現実でしょう。まず、事故を起こした相手の状態や事故に巻き込まれた人がいないかどうかの確認をします。見た目には出血がなくても強い衝撃を受けている場合は、救急車の手配はするものだと考えて構いません。早めに病院に行くことで、後遺障害などを未然に防ぐことが可能だからです。

意識がなく動かせない場合も二次的な事故が起こらないように、安全措置を講じながら救急車を待つことも必要になるでしょう。

人身事故の救助優先

人身事故を起こした場合、人命救助を優先的にするのは義務と言っても良いでしょう。初期対応では2次災害の防止、そして警察の連絡の2つの行動も行いますが、何よりも先にしなくてはいけない行動に人命救助が挙げられています。法律上の問題でもあり、加害者と被害者が今後の話し合いを行うためにも欠かせない行為だと考えて構いません。

このサイトでは、人身事故における人命救助に関する情報を掲載しています。事故の際は気が動転する可能性もあるので、基礎知識として身に付けたい方にも、役立つ情報となれば幸いです。人身事故を起こした加害者が人命救助を行わないと、罰則の適用を受ける可能性が高いと言われています。現在は自動車事故の厳罰化が進んでおり、処罰の内容に関しては人命救助の有無でも判断が分かれるところでしょう。

応急処置の方法を誰もが知っているわけではないので、何をして良いのか悩むでしょうが、必要最低限の対応方法を心得ておくことが求められます。大まかな対応方法もこのサイトの情報を活用して下さい。人命救護を行うメリット、そして人命救助を行わないことで被るデメリットに関しても掲載しているので、人命救助の重要性が把握できます。

ほとんどの方は人身事故を起こしてしまうと、パニック状態に陥ると言われていますので、冷静な状態で基礎知識を学んでおくことが大切です。断片的にでも知識が残っていれば、求められる行動のいくつかが実践できるようになるからです。